永ちゃん年内公演を休止、手記公開

永ちゃんこと矢沢永吉さんがデビュー以来36年間、毎年続けてきたライブツアーを休止されます。
今の心境を、日刊スポーツに手記として寄せられたものをご紹介します。

<矢沢永吉さん手記>

デビューして36年。とにかく走って走って、走りまくってきたというのかな。
日本のロックアーティストでそれまで誰も開けたことのない扉。
片っ端から蹴っぱくってきたね。 思えば今から30年前、後楽園球場が終わって世間的に矢沢のピークになっていた時、矢沢自身はというと何とも言えない気持ちになっていた…。
「やり尽くしてしまった!」と言ったら聞こえも格好も良いんだろうけど「次はこれやるぞ!」っていうような大きなものが見えなくなってしまったと言うか…。
そう、目標を失ってしまったんだね。 だから、アメリカに行くことを決めた。世界にはまだまだ上がいるんだよね。
世界のすごいやつらを見て、出会って、日本で目標を失っていた自分がある意味ちっぽけにも思えたんだ。
あの時にアメリカに行ったからこそ、また次の扉を開けることができた。 去年のツアーで武道館100回目の公演を終えて、残ったのは切ないような、甘いような、これもまた言いようのない気持ち。
それは毎年ツアーが終わると同じような気持ちにはなるんだけど、でも酒飲んでダラダラやって、みたいな生活をしばらくしてると「またステージに立ちたい!」「また音楽をやりたい!」という気持ちになるんです。
それが今回はなんて言うのかな、自分が生み出してきた音楽とか、自分が走ってきたこととか、残りの人生とか、少し距離をおいてじっくり考えてみたい…。こういう気持ちって、誰だって1度や2度あると思うんですよ。

僕の場合は、それが今なんです。

だから今年はコンサートを休もうと思っています。

またみんなの前に立つ時が来たら、必ず最高のステージを見せます! よろしく。        


矢沢永吉

0 件のコメント: